【へや活!特別編】プロが語る!沖縄の「カビ問題」徹底対策ガイド!
- ielielifestyleinte
- 6月7日
- 読了時間: 6分
更新日:6月25日
皆さん、こんにちは!「へや活!」
パーソナリティのまえうみさきこです。
5月も中旬を過ぎ、
いよいよ梅雨の季節が本格的に到来しつつありますね。
今年の沖縄は九州よりも遅れて梅雨入りとのことですが、実は沖縄では一年中、湿気との戦いが続いているんです!
そんな湿気大国・沖縄で多くの人が悩む「カビ」について、今回は心強いゲストをお招きしました!

カビ対策専門会社「株式会社エルイズビー」より、
代表取締役の比嘉辰美さん、住空間コミュニケーターの比嘉リエさんのお二人に、
カビのメカニズムから具体的な対策まで、とことんお話を伺いました!
動画で視聴したい方はこちらから↓↓
Q1:カビって一体どんな場所で繁殖しやすいの?
比嘉社長:カビは元々生きている生物なので、生きていくために栄養素(空気、エサ)、適温、そして湿度の4つの要素が揃った時に繁殖します。

よくお風呂場やキッチン周りの水回りのカビが注目されがちですが、実は私たちがお仕事で問い合わせを多くいただくのは、室内のカビなんです。
特に多いのは…
•天井の四隅
•クローゼット
•靴箱
これらの場所は、暖かい空気が滞留しやすく、ホコリや虫の死骸といったカビの「エサ」も溜まりやすいんです。
専門用語で言うと、「入隅(いりすみ)」や「出隅(ですみ)」といった角の部分に空気がこもりやすいんですね。
天井付近は、エアコンがかかっていても、床面とは温度も湿度も大きく異なります。
高い場所に暖かい空気と湿気が滞留しやすく、これがカビの成長を助けてしまう大きな原因なんです。
Q2:クローゼットや靴箱のカビ対策は?
リエさん:クローゼットや靴箱は、閉めっぱなしにすると湿度がこもりやすく、カビが繁殖しやすい場所です。
特に、暗い場所もカビが成長しやすいという特徴があります。
対策としては、以下の点が挙げられます。
1.濡れた洋服をそのまま収納しない:雨に濡れた上着などは、一旦室内で乾燥させてからクローゼットに入れるようにしましょう。
2.定期的な換気と日光浴:休みの日にクローゼットの扉を開けて風を入れたり、窓を開けて紫外線を当てるのも非常に効果的です。
太陽光に含まれる紫外線は、様々な菌に対して抗菌力を持っています。

3.詰め込みすぎない:洋服を詰め込みすぎず、隙間を空けて風が動けるようにすると、カビが繁殖しにくくなります。
私たちがお伺いして、完璧に除カビ・防カビ剤を施工した後も、お客様にはこれらの使い方をお願いしています。
Q3:寝室もカビが生えやすいって本当ですか?
比嘉社長:そうなんです!多くの方が驚かれるのですが、寝室もカビが発生しやすい場所の一つです。
原因は、人が寝ている間の「呼吸」と「汗」から出る蒸気です。
特に、ご家族が川の字で寝ていたり、小さなお子さんがいるご家庭の寝室は、他の部屋と比べて朝方に異常なほどのウェット感を感じることがあります。
対策としては、朝起きたらすぐに除湿器をかけるのがおすすめです。
寝る前にかけすぎると、特にお子さんの喉が乾燥してしまう心配があるので、起きてから除湿し、その間に枕やシーツなども洗うのが最も効果的です。
Q4:天井の掃除ってどうすればいいの?「吹き石」や「珪藻土」の壁は?
まえうみ:天井の掃除はなかなかしないですよね…引っ越してから一度も触ったことがないという方もいるかもしれません(笑)。
比嘉社長:そうですよね(笑)。天井は年に1~2回、できればこまめに掃除機やクイックルワイパーで拭いてあげるのが良いですよ。
ホコリはカビの栄養源なので、「エサの供給源を断つ」ことが一番大切なんです。
ただし、「吹き石」や「珪藻土(けいそうど)」、漆喰(しっくい)などのデコボコした天井や壁は、掃除が難しいというお声をよく聞きます。
これらの素材は調湿性があると言われますが、ホコリがつくとかえって中に湿気を抱え込み、カビが広がる落とし穴になることがあります。
拭き掃除では凹凸の奥まで届きませんし、こするとボロボロと剥がれてしまうこともあります。
そんな時は、扇風機などで定期的に風を当てて空気を循環させることで、ホコリがつきにくくなります。
もしホコリがついてしまったら、マスクをしてブロワーでホコリを飛ばすという方法もあります。
Q5:自分では難しい場所のカビは、専門会社に頼むべき?
比嘉社長:はい、自分では触れない場所や、カビの根が深く、なかなか落としにくい部分はぜひ専門会社にご相談いただきたいです。
特に漆喰や珪藻土の壁は、お客様が自分で擦ってしまうと、その跡がシミとして残ってしまうことがあるんです。
弊社では、横浜や長野にある研究所で、人体に安全でカビに特化した薬剤を研究・開発しています。
施工の流れとしては…
1.
独自の希釈方法で薬剤を噴霧します。
2.
擦ったり拭いたりせず、薬剤の反応と乾燥を待ちます。
3.
カビは根強いので、2~3回薬剤を噴霧し、その都度15分ほど時間を置きます。
4.
合計2時間~2時間半ほど乾燥と反応を待つことで、漆喰などの内側にいるカビまで完全に死滅させます。
5.
カビは無色になるので、黒や白のカビ跡が消えていきます。
6.
最後に、「フォグマスター」という細かい霧状の機械で防カビ剤を表面に散布し、膜を張るようにして、新しいカビが定着しにくい状態を作ります。
リエさん:よくお問い合わせいただくのですが、市販の消臭剤「ファブリーズ」などは、カビの除去や防カビには効果が薄いのでご注意くださいね。
Q6:エルイズビーさんへの相談方法は?
比嘉社長:カビの出方や大きさ、種類も様々ですので、まずは現場調査を無料で行っております。
ご自宅に伺って状況を見せていただき、お見積りを出させていただきますので、それを見て施工するかどうかご検討いただけます。
「カビ対策専門会社エルイズビー」と検索していただくか、「カビ 沖縄」で検索していただくと、すぐに出てくるかと思います。
弊社のホームページにお問い合わせフォームがございますし、直接お電話いただいても大丈夫です。
株式会社エルイズビー 連絡先:090-7587-3579

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比嘉社長、比嘉リエさん、本日は本当にありがとうございました!
カビ対策は、年間を通して沖縄に住む私たちにとって、非常に重要なテーマだと改めて感じました。
今回のプロのお話を参考に、皆さんもぜひご自宅のカビ対策を見直してみてくださいね!
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